2010年11月26日金曜日

メラネシアとポリネシア

11月26日

本来ならアブダビへ出発まで後3日。

そう思うと悔しくて溜まりません。

でももう後の祭り。
自分は最善を尽くしてきたので後悔はありません。

アウェーのゴロカ戦後のミーティングでの出来事以来、
女社長からの嫌がらせがどんどん悪化して行きました。

まずは翌朝。
ゴロカ在住の日本人の方々との面会を特別に許可してもらえたから自分はてっきり前夜の出来事は奇麗さっぱり忘れてくれたのかと思っていました。

実はパプアニューギニア人や近場の島国で住むメラネシア人はそう言う心がでかいというかすごい民族なんです。

殴り合いをしても握手して仲直りすれば親友になれちゃうんです。
殴り合いのことは奇麗さっぱり忘れてね。

そして意見を素直に聞き入れる。
勉強熱心で、普段の練習でもみんなディフェンスの動き等を自分にきいてきます。
(まあ、すぐ忘れちゃったりするんだけど、やる気は本物です)

そこら辺は自分ももっと学ばないと。尊敬します。
許せる大きな心。大切ですよね。

ところがソロモン諸島人の女社長に限ってポリネシア人。
元々キリバスとかそっちの方から来たみたいで性格は全くの真逆。
喧嘩等は一生忘れないぐらい根に持つタイプです。

(俺はメラネシア人の方が接し易かったけど、彼女は口癖のようにメラネシアをバカにします。そしてポリネシアは違うと。ポリネシアは日本と同じだと言っていました。)

彼女は表向きには笑顔でも、内心僕のことが憎かったのでしょう。
そして新たな知識がチーム内に漏れることで自分の王国が崩れて行くことを恐れていたのでしょう。

無論、自分にはそんな目的は少しも無いんだけどね。
ただ良い準備をして、クラブワールドカップで活躍したいだけだったので。

ゴロカ在住の皆様と面会を許してもらえたと浮かれていたら、空港に11時チェックインだからその時間に来いと・・・
でも彼女の片手にあったチケットには5時出発と・・・

あからさまに嘘をつく。

日本人の方々に相談したところ、やはり12時なんかに飛行機はないと。
しかもゴロカの小さな空港は飛行機が離着陸する以外の時間は門に鍵を閉めて閉鎖してしまうのです。

ゴロカの空港の到着ロビーです。後ろはフォワードのオセア君。

ぼくを11時に飛行場に招いて午後まで待たせるつもりだったのでしょう。
自分はフライトの時間が分かった時点で11時に空港へ行くのを止めましたが。

後に聞いた話によると「騙してやったわ」と自慢げに話していたとかなんとか・・・笑

あ、ちなみに自分には
「飛行機の時間が突然変更になったのよ。もうメラネシア人は時間にルーズで困るわ」
と申し訳なさそうに言っていました。演技派ですね。

「ゴロカの旅4」を読んで頂いた方は知っていると思うけど、結局フライトはキャンセル。
そして寮へと逆戻り。
更に夜遅くでてきた晩飯におなかをやられてその夜は死にかけました。

チームメートも5人下痢になっていたのにも関わらず、女社長いわく、前日にゴロカ在住の日本人の皆さんにいただいたうどんやおそばが原因だと叱られました。

三宅さん宅でいただいたおうどんと・・・
ざるそば!まさかPNGの山奥でこんな癒しが待っているとは!

結局日本食が自分の下痢の理由にされ、ポートモレスビーに戻ってからは完全に外出禁止に。日本食も禁止。隠れて食べることになりました。

更には監督とコーチには自分が彼らのことを無能だの、練習内容が酷い等と彼女に訴えたというとんでもない嘘をつき、
翌日のチームディナー中には僕がチームメート数人がマネージメントへの不満を抱えていることを彼女に伝えたという嘘を・・・

幸いチームメートも監督も彼女のことを知り尽くしていて、自分を信じてくれたからトラブルを生むどころか仲間との結束を強める結果となって良かったけど、
とんでもない手段を使ってきます。

この様に話せばきりがない。
そして嫌がらせはエスカレートする一方でした・・・

つづく

悠紀

2 件のコメント:

Yoji さんのコメント...

Yuki君の状況とはまた全く違うかもしれないけど、俺も海外でいろんな経験をしてきたから、気持ちが本当に痛いほどよく分かるよ。

「口は災いのもと」…俺も南アで似たような経験があってね。ちゃんと契約も済ませてプレシーズンを過ごしていたんだけど、他にどこにも行けないようなとんでもない場所に俺も含めた数名の選手が監禁され、超ハードな練習とは裏腹に約束された食事が準備されないから、みんなが飢えに苦しんでいたんだよね。それで他の選手達と話し合った結果、自分がその中でもリーダー核だったので、全員を代表してチームと監督にその事を伝えたんだよ。…そうしたら数日後オフィスに呼び出されて「契約破棄」を宣告されたんだ。今、思えば、俺も他の選手と同様に我慢して黙ってれば良かったんだけど、「みんなのためにも自分のためにもチームのためにも言わなければならない」という正義感というか、強い気持ちを抑えられなかった。ただ、その時できる限りの力は尽くしたから、全く後悔はないよ。当時は2年契約を締結してたけど、どっちにしても、とてもじゃないけど2年なんて歳月、あんなチームじゃ耐えられなかったからね。成るように成ったんだと考えてる。

Yuki君、へカリより必ず良いチームが見つかるよ。俺はそう信じてる。へカリはYuki君が居るべきチームじゃなかった。出て良かったな…そう思えるよう、もっと良いチームを見つけよう!

これからも応援してるよ!ブログ更新も楽しみにしてる!チュス!

シュタルフ 悠紀 さんのコメント...

Yoji君へ、

本当にありがとう。
コメントがなぜかスパムフィルターに引っかかっていて、今見たんだけど、本当にうれしいです。
ようじ君もすごい経験してますね・・・笑
ってか似てますね、状況が。
南アとパプアも似ているところがあるしね。
自分もあの時黙っていればとか、契約しちゃえばとか思ったりもします。
悔やんだりした時間も帰ってきてからあります。なによりビッグゲームを明後日に控え、俺も出たい!というのが正直な気持ちです。

でも俺は最後の最後まで本当にやれるとこまでやったから仕方なかったのも確か。

この決断を活かすか否かは自分次第。
死ぬ気でもっと良いチームと契約してみせます。ようじ君にはいつも救われています。
本当にありがとう。