2010年12月6日月曜日

ノータッチ

12月6日

まずはコメントやファンメールを送って頂いた全ての皆さんにありがとうと言いたいです。
沢山の応援本当に感激です!!ありがとう!

取材して頂いた「イッテQ」のスタッフの皆さんも本当にありがとうございました。

さて、クラブワールドカップもいよいよ明後日開幕!!!
大逆転劇はあるのかな?

今日は音信不通だった理由が解りました。チームメートからのメールが届きました。
どうやらネットの使用を監督、スタッフを含め彼女以外のすべての人間が禁じられていた模様。また、もちろん携帯電話も没収。
少し考えれば分かることでした。ホテルの部屋からテレビを取り除くぐらいの人ですから・・・
ただし最終的な結論はまだでていないとのことです。

自分は今日はいつもお世話になっているSドクターと理学療法士のSさんに足をチェックしてもらいました。これで準備は万全です。

前回の投稿でとんでもない契約書を提出されたところまでは話しましたね。
そこで自分は少し内容を相談したいと言ったところ、
一晩考えると言って帰ってしまった女社長。


ところが翌朝の練習ではノータッチ。
朝ご飯でもノータッチ。
昼ご飯もノータッチ。
午後の練習もノータッチ。
更には夕飯もノータッチ。

5回以上会っているのに一日無視されたので、食後に自分から話しかけることに・・・

「あの〜・・・」
「なに!?時間が無いの!」
「え〜っと、昨日の新しい契約書の話なんですけど〜・・・」

もうビビってちゃんとしゃべれない自分がなさけないですね・・・笑

「サインするの?しないの?内容は変えないわよ。とりあえず明日試合に出て。」

試合に出て?それどころじゃないだろと思いながらもききました。

「明日出て良いプレーしたら来年の契約交渉きちんとしてくれますか?クラブワールドカップには連れて行ってくれるのですか?」

「来年の契約はこのままサインしないとダメ。試合は出てもらうけど、アブダビへはね〜、よそ者は連れて行けないわよね。イエス様もきっとそう望んでいないはずよ。でも国内リーグもチャンピオンズリーグもあるじゃない!」

クラブワールドカップが一番の目的で移籍してきた僕に正直国内リーグもオセアニアチャンピオンズリーグもパプアニューギニアに残る理由には少し物足りない。
良いプレーしてもダメなのか。
やっぱキリスト教になると契約しないとダメなのか。
いろいろなことが頭を過りました。すると、

「だいたい監督があなたは使えないと言っていたわよ。コンディションも悪くて全く走れないらしいじゃない。だから明日とりあえず試合に出なさい。」

この彼女のコメントにはとどめを刺された感じでした。

あんなに自分を信頼してくれている監督のせいにまでするのか。
体力テストでも証明され、メディカルチェックで検出された心拍数値やラクタート数値等で自分が走れることはデータにも出ている。
しかも試合も練習試合を含めて数試合出ている。
公式戦も国内リーグは移籍後いつもレギュラーに選ばれていた。

自分が連れて行きたくないのに、今度は監督のせいにする作戦。

あきれた僕はやっとはっきり話すことが出来ました。

「じゃあもう僕を連れて行く気はないんですね?
 監督には気に入られているし、 あなたもリーグ戦ではレギュラーで使う。前にも個人的にメンバーから外したとおっしゃっていたし、23人決まっている感じでチームも動いている。クラブワールドカップに出れないのなら自分は明日の試合にも出ません。
そしてチームのためにもクラブワールドカップで戦うメンバーでやることをお進めします。」

すると僕の態度の変化にビックリしたのか、僕を連れて行きたくないと告げられました。

「クラブワールドカップはイエス様がこのチームに捧げた大会。実力があっても彼を信じない選手は連れて行けません。また、これはパプアニューギニア人や周りの国々へとってのすばらしいチャンス。よそ者に枠を使うのはもったいない。残りのリーグ戦2試合であなたがどんなパフォーマンスをだしても私の考えは変えません。」

やっとすっきりしました。

「明日のフライトで帰ります。ぼくのパスポートを持ってきてください」

つづく

悠紀

7 件のコメント:

maki さんのコメント...

はじめまして、イッテQ見てコメント投稿しましたマキです。パプアニューギニアでサッカーはTV見るまで頭にもなかったし、まして日本語を流暢に話してる人がいたことにびっくりしましたぁ。なぜにパプアでサッカーを?!って見たときは正直思ったけど、なんだかブログを読んでると、悠紀さんなりに一生懸命がんばてるかんじがして、自分も刺激をうけました。私も海外に住んでたことがあるので、文化的な違いでいろいろびっくりな経験もしたけど、悠紀さんもパプアに住んで文化的な違いでびっくりしたことありますか?
これからブログ読ませていただきます

maki さんのコメント...

理不尽な状況に決して屈しないでくださいね。つきなみだけど自分が信じた道を進んでいくべきだとおもいますよ。読んでいて自分のことのように納得いかないです、その契約内容では。
ユウキさん、がんばれ!

匿名 さんのコメント...

どうもはじめまして。恥ずかしながら僕もイッテQ見て初めて「へーそんな人いるんだ」と思ったクチです。他人知れず、と言ってはなんですが、地道に世界で頑張っている人が様々な分野にいるんだと実感し、僕も頑張ろうと思えました。特にその行動力には見習う所が多いです。ところで今回の記事ですが、僕の感覚からすると、女社長の態度は許し難いとすら思ってしまいますね。でももしユウキさんが宗教を重んじる訳ではなく、特定の宗教を信仰していたり無宗教であることを誇りに思っているんじゃないんだとしたら、別にいいんじゃないでしょうか?もしそれで国際的に注目される(特に日本では最近クラブワールドカップはかなり注目されています)舞台に立てるのなら…。まあ僕には詳細はわかりません。が、とにかく活躍して、未来の日本代表をワールドカップで導くような姿を見られればとは思います(が、服従を強要されるという社長の命令が、実際問題どの程度まで現地の法の下に有り得るものなのか、ちょっと不安ではありますね)。しかしとりあえず契約して、最悪の事態が起こりそうなら日本政府に援助を申請すればどうですかね?もし国際常識的に酷い扱いをされて、なおかつその損害が自身の利益に対してはるかに上回ると言う場合、様々な方法で相手に対し圧力をかける方法はあると思います。応援しています!

Mari さんのコメント...

はじめまして!イッテQを見ていたら、パプアニューギニアの代表メンバーの中にすごく日本語ペラペラの人がいてビックリしてこちらのブログにお邪魔させていただきました‼日本とは常識が違い過ぎたり、言葉で言い表せないぐらい大変そうですね…私も海外に住んでいたことはありますが、先進国でしたし様々な文化を持つ移民の国だったので、皆がそれぞれにお互いの文化や信仰を尊重していました。イエスを信じないよそ者には代表権は与えない…そんなにキリスト教って心の狭い宗教だったんですね。悠紀さんの今までのチームやパプアニューギニアへの貢献を見れば信仰なんて関係ないはずなのに…でも本当に帰国されるんですか?すごく大変だとは思いますが、夢を諦めずにガンバってほしいです‼応援しています‼

シュタルフ 悠紀 さんのコメント...

makiさんへ、

初コメントありがとうございます!イッテQパワーすごいですね!・・・笑
とってもうれしいです!
パプアニューギニアのサッカーを知らなかったのはしょうがないですよ!僕も今年の春までは全く知りませんでしたしね!
パプアニューギニアを選んだのは、クラブワールドカップでプレーしたかったからです!
イッテQでも言いましたが、文化的な違いっていうのはもうほんとに全てと言ってもいいくらい違うんでビックリの連発ですよ!
どこも住めば都と言いますが、ヘカリのキャンプに閉じ込めっぱなしは最後まで「都」になってくれなかったですね・・・
ただパプアニューギニアに関してはすばらし自然もあるし、観光はしてみたいなって思いました!
契約書には本当にびっくりしましたが、これも良い経験になりました。
今後は今回の経験を活かして更に活躍できるようにがんばるので、このブログを通して応援して頂けるとうれしいです!

シュタルフ 悠紀 さんのコメント...

匿名さん

コメントありがとうございます!
今後も世界のどこかで頑張って行きます!
今回の契約書、言われてみればそうですね。合法なのかな?パプアでは。
たぶん合法だと思いますが。結構何でもありなところがあるので。
ちなみに僕はどこかの特定の宗教を信じているわけじゃあありません。
だから匿名さんのおっしゃる通り大会に出場するためにサインしてしまうという手もたしかにありました!ただ契約期間等他にもなっとくのいかない内容があり、自分は間違ったことが嫌いなので、とりあえずサインして後から契約違反をおかしてでも退団する等という決断に踏み切れませんでした。
変な正義感のせいですばらしいチャンスを逃したかも知れませんが、そのかわり罪悪感無しでこれからもサッカーをがんばれます!
また次のチャンスを掴めるように努力します!
これからもそんな自分ですが、応援して頂けると幸いです!

シュタルフ 悠紀 さんのコメント...

Mariさんへ、

応援ありがとうございます。
僕はもう帰国しているので、残念ながら今回のクラブワールドカップへの出場はないかと思います。
パプアニューギニア代表といってもヘカリユナイテッドというチームでの話なので、やはり宗教意外のところでも日本人の母とドイツ人の父を持つ自分は「よそ者」という扱いになってしまっていました。
キリスト教に関しては宗教じたいの考え方が狭いうのではなく、人それぞれのとらえ方があるみたいで、ヘカリユナイテッドの女社長さんに関しては狭かったですね。
今回は夢を掴むことができませんでしたが、今後必ず掴みとれるようまた一からスタートしたいと思っています。
もしよければこれを機会に今後も応援して頂ければ幸いです!
コメントありがとうございました!